ストーブ自体は単なる鉄の箱ではなく、薪を効率よく燃やし熱を取り出すために、かなりハイテクな構造をしています。薪をきれいに燃やすコツは燃焼温度を高めに燃やすこと。ストーブ前面に取り付けた温度計で300度前後になるよう空気の量を管理をしています。高めにすることで、すすの発生を抑えることが出来るため、煙突やストーブ内にほとんど付着物が無く、煙突掃除はここ数年はパスしています。薪は燃焼すると水と二酸化炭素に分解され、ほとんど灰は残りません。二酸化炭素?これって地球温暖化に問題では?と思われる方もありますね。でも、問題になっている二酸化炭素は化石燃料を燃焼によって生じる二酸化炭素。薪の燃焼で排出される二酸化炭素は光合成によって取り込まれた現在の空気中の二酸化炭素。そのため薪を燃焼させても二酸化炭素を増加させることはありません。ストーブ談義を始めたら話は尽きないのですが、あと少しだけ。
我が家のストーブはもともと暖房効率の悪い古い日本家屋に合わせて購入したもので、薪を大量に消費します。毎日40キロ前後の薪を燃やしています。この冬の消費量もかなりのもになりました。その準備は写真のごとく、かなりの労働になりますが、これがまた楽しい。病み付きということでしょうか。これから、再来年の冬に向けての準備が始まります。